HYの脳梗塞、失語症、記憶障害の記録(高次脳機能障害)

脳梗塞の後遺症は、100人いたら100通りです。それを高次機能障がいと言います。

2017年10月、11月、12月ごろ

どのくらい回復してて、どのくらい高次脳機能障がいがあるのか、知りたく、そして高次脳機能障がいの専門医がいない状態であった時、

 

当時、脳梗塞を手術してもらった病院と、高次脳機能障がいの専門医ではないけれど、診て頂く病院がなく行き着いた先が心療内科で、

 

その2つの病院に通院してました。

 

脳梗塞を手術してもらった病院は、手術した箇所が正常に機能してるかしかみない。例えば、頭が痛いとすると、まず手術してもらった病院に行く検査の結果、正常。でも、頭が痛い、精神的なものじゃないですかと言われるだけ。で、内科と心療内科を併用した病院に行って、頭痛を抑える薬を処方してもらう。

 

その2つの病院の繰り返しをしていたのですがが、心療内科の先生が、県内に高次脳機能障がいを診てくれている先生がいると言われました。え!?いるの?と思いましたが、いるなら、どの程度の状態が、今後どうしたら良いのか聞きたいと思いました。

 

脳梗塞を手術してもらった病院に、その病院に行きたいと言う事を伝えて、カルテ一式用意してもらって紹介状書いてもらって、高次脳機能障がいを診てくれる病院に行く事になりました。なぜ初めから行けって言ってくれなかった?って疑問思いましたが、多分見た目、普通に思われてたんでしょう。

 

で、やっと高次脳機能障がいを診てくれる病院にたどり着きました。当時は、自分でも良く解ってませんでしたが、この高次脳機能障がいが、脳梗塞の後遺症のして、ずっと、つきまとう病気でした。

 

その病院で、どんな高次脳機能障がいかって、すぐに解るものと思ってましたが、テスト検査の多さで、予約取りながら、3ヶ月かかりました。

 

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言語聴覚士作業療法士臨床心理士の数回に渡るテストが必要でした。でも、その間も、どうしていったら良いのか、アドバイスを貰えましたし、言われるようにリハビリを続けました。

 

で、やっと、どんな所が、高次脳で強く後遺症として出てるのかが、解りました。高次脳機能障がいとして、悪い所も良い所も、重点的にリハビリを受けました。

 

車で片道1時間ちょっとの道のりで、1回40分の授業、複数授業取れる時もあれば、1回のみの時もあり、大変でした。

 

効果があるか、目に見えて分かるものじゃありませんし、リハビリ期間が長いと、家族からは回復してるように思われるし、最初は家族が運転して通っていた光景が、気がつけば自分1人で運転して通ってる。

 

これは、家族の思い違いです。さっきも書いたように、目に見えて効果が分かるものじゃないのに、リハビリに通ってるから良くなってると思われてしまうのです。これは、かなりのストレスになりました。家族が1番、高次脳を理解してないとって僕は思っていたので。

 

これだと、家族からも、他人から見た僕と、同じ。僕は、健常者じゃありません。後遺症を持って強く苦しんでるんです。

 

この、家族からも、そう見られる、そう思われてるのは、この時だけの事ではありません。

今、2020年の現在も、変わりません。

 

たまたま、このブログに、たどり着いた方で、障がいを持ってるご家族の方に、言いたい。

障がいや、障がいの後遺症は、当事者1人だけで、戦うものではありません。